2011年1月17日月曜日

梅が咲いて

 朝晩の冷え込みが厳しい中、ぼちぼちと梅の花が咲いているのを見かけるようになりました。北陸では大雪に見舞われているというニュースを見かけるのですが、寒さの中でも日差しが差して、暖かい場所に立つとなんだか早春の気配も感じられます。
ほころびはじめた梅のせいなのでしょうか。にわかに早春を感じます。最初に咲くのはやはり白梅が良いです。気高い香りはやはり早春に咲く水仙と同じです。この時期ならではの風景です。
 一月も半ばを過ぎてお正月の飾りをすっかり片付けてそろそろ春の支度です。

 おひな様の額を飾ります。これは私が生まれたときにある日本画家の方に描いて頂いたものですでに65年以上も経っているかと思うと感慨深いものがありその古びた感じも味わいがあります。
すでに私の持っていたおひな様も消失してしまって何もない今となっては私が女の子として祝ってもらった証としてどんなに古くなった雛の額でも父母を思い出すよすがとなっています。

 今年は身内にはじめて初節句を迎える子がいるので、ことのほかおひな様が気になります。 
デパートに出かけるたびに展示場を覗いて見ているのですが未だに気に入った品に出会えずに少し焦っていますがどこのデパートも似たりよったりで大手のメーカーが出しているのはよく見るとおひな様のお顔も三人官女のお顔も同じで、結構なお値段でもオートメーションで作られているのかと思うと急に興ざめしてしまうのです。

私の好みに合うのがないかしらと探しています。価格の問題ではなく分相応で、大きくなくても質の良いものに出会わないかしらと考えています。なかなか難しいものです。
小正月が終わるともうすぐ女正月というのでしょうか、ゆっくりと早春を楽しみたいです。そして2月に入れば春節でまた横浜に行こうかしらとも思っています。

玄関の植え込みも春らしい花にそろそろ植え替える頃です。かわいらしい水仙や桜草でも沢山植えてもようかとあれこれと春の花を思い浮かべる日々なのです。