2012年3月21日水曜日

彼岸も過ぎて


 春の飛び石連休も終わりました。昨日は八ヶ岳のアトリエに置いてある作品を引き上げに日帰りで行きました。
八ヶ岳の山々はまだ山頂から中腹まで雪が見えましたが、道中はすでに雪もなく、まだ山の木々は裸木のままで、勿論芽吹きはまだ見られませんが、どことなく山にも春の空気を感じられる気がしました。
 ゴールデンウイークの直前には再び山にやって来るのだからと、40分そこそこの滞在時間でしたが4ヶ月余り来られない間に降ったであろう雪も溶けていて、長い留守を見守ってくれていた庭にあるモモちゃんのお墓に手を合わせ「またすぐに来るからね」と叫んでトンボ帰りして来ました。
24日からのリニューアルオープンに間に合わせようと二日間植木屋さんが入り気になっていた椎の木の枝おろしが終わりさっぱりとして隣の公園の桜にも陽当たりが良くなりましたからこれで開花も少しは早まるでしょう。
 椿はまだ固いですが蕾をいっぱいに付けていましたが植木屋さんが枝をすかせたのでつぼみの付いた小枝が沢山落ちてしまいました。
私は残らず拾いましたが植木屋さんは「まだ固いから咲かないでしょうね。」と言いましたが何だか可哀相なので固い蕾を集めて暖かい部屋に置くことにしました。
咲いたらいいのにと思いますがどうでしょうか。

 愛犬モモを忍んで植えた源平咲き分け枝垂れ桃の木が枝を広げて来ました。植木屋さんは「この木がずっと塀まで枝垂れてくるといいですよね」と言いながら小さな小さなモモメモリアル庭園を手入れしてくれましたが桃の咲くのも楽しみです。かつてこの出窓の下に桃の小屋があったのですから、この木を見る度に桃のことを想い出すでしょう。

 長い冬から解放されて本当の春がこの庭にも私にも訪れてくれればと願うのです。
24日からの春のあらた会に桜の咲くに連れて皆さんが三々五々と私の工房に遊びに来て下さるようにと、今日は春の花々の鉢を求めて玄関先の小さな植え込みにいっぱい植えてみようかと思います。暑さ寒さも彼岸までを実感した昨日でした。