2014年2月6日木曜日

立春過ぎたのに寒波



 立春も過ぎましたがこのところ厳しい寒さが続きます。
朝には薄氷が張っているのが見られます。そうかと思えば急に春めいた陽気になったりして三寒四温がぼちぼち始まっているようです。
 外に出れば冷たい風が吹き足下も冷えるので春はまだまだ遠いのかと待ち遠しく思わず、桜や桃の木を仰ぎ見て新芽を探してしまいます。
 でもそろそろ山茶花も散り始めて、椿がちらほら咲き庭木の梅も蕾をほころばせてきています。

 玄関の植え込みも春らしくしようと「うぐいす」という品種の白い桜草を三鉢ほど買ってきて植え替えて見ました。お正月からある白と紫の葉牡丹をあしらってみたら清楚な雰囲気でした。


 折から東京にも春の淡雪が降りかかり早春の感じになりました。
葉牡丹の脚がぐんぐんと伸び始めて来なければ本当の春にならないでしょう。
 春が待ち遠しいこんな日々もまた楽しさに替えて少ない2月の日々をじっくりと過ごそうと思うのです。
 
 工房で開催中の帯のコレクション展「逸粋会」も後半になってきました。
 本格的な春が来て帯付きで出かけられる日がやってくれば素敵な帯が大活躍するはずです。日本の四季を楽しむのはそんな帯姿です。

 特に染め帯は着物姿を表情豊かに見せます。四季のある日本に生まれてよかったと思えるのです。また、日本女性でよかった、よくぞ女に生まれけりと思える着物の美は季節を細やかに追求する事が出来る独特な民族衣装です。日本の風土が培う事の出来た衣装でもあることは誇らしいことです。
 これは言い過ぎかも知れませんが日本女性であればこそ着物が楽しめる特権があるのですから着物を着ることもなく歳を重ねて一生を終えないで下さいと切に思います。
 言いすぎかも知れませんが私がいつも思っている事なので、着物の楽しさ、魅力を十分に味わって日本女性らしく充実した美しさを味わいお洒落を楽しみいくつになっても日本女性らしく生きて欲しいと願う私の本音であります。

 今、ソチでは冬期オリンピックが始まったばかりです。
美しくも強く、たおやかな大和撫子たちが活躍をすることでしょう。テレビ観戦ばかりして寝不足にならないようにしなければとは思うのですが私が何度生まれ変わったとしてもスケートやスキーをする人生を送るとは考えられませんから夢や憧れを選手たちに託してせいぜい応援したいと思います。

 氷上に咲く花のようにその美しさと力強さ健気さは私にも勇気を与えてくれます。
玄関脇に植えた真っ白な桜草も1本脚の葉牡丹もフィギュア選手のようにも見えてしまいます。