2011年1月10日月曜日

冷え込む成人式


 今日は一段と冷え込みが厳しい日です。成人の日の祝日がいつのころから1月の第2月曜になってから毎 年定まった日でなくなったので、いつが成人式だったのかとその都度考えるようになり、そのうちにわからなくなってしまいました。
 つまり昔のように1月15 日と決まっていた印象がしっかりと記憶に残っていて年により日が変わるのは未だに慣れないのです。
 そればかりでなく成人式の日が早まったこともあり、お正月休みの延長線のようであったりして盛り上がりに欠けてしまったようです。着物の業界にも少なからず影響を与えています。
そのために前年度のうちに写真だけ撮る方も増えてずるずると成人式が行われて一斉に1月の中旬に盛り上がるということがなくなりました。
 
 国の祝日の設定には本当に余計なお世話だったと思っているのは私だけでしょうか。
連休を増やす目的だったのでしょうが飛び石の休みだって良いものです。国民の人気を取るためだけの祝日の変え方と、振り替えのために日曜に祭日だったら月曜が休みになるというのも私は気に入りません。この考えも古いのでしょうか。
 時代の要求がそうさせているのかわかりませんがこれからも祭日は減ることなく増える傾向でしょうから余計に納得出来ないのです。

12月23日の祝日も嫌です。この頃に休みがあることで一気に暮れの忙しさがしぼんでクリスマス頃からお休みモードに突入してしまうのです。
歳末らしい活気と、お正月が終わってから少し立ってからの成人の日のお休み日は15日というのは絶妙な日だったのです。日本人は暮れは本当によく働きました。
いくら私一人が吠えてももう祝日は動かないとは思うのですが、最近よく言われているところの日本の国の国力の低下にもつながっていると思っています。
就職難、不景気、人口の減少、格差の開き、高齢化、働く女性をサポートする子育て支援の貧困さ、などなど沢山の問題を抱えたままの平成23年の出発でした。そのうちのどれかひとつでも未来の見通しが見える政策やビジョンが欲しいです。
このままだと国際社会の波にも乗れずに日本船は沈没しそうです。

 成人式を取り上げたニュースに映る振り袖を着た女性たち、同じような白いえりまきをして同じような髪型で風にあおられて散らかしたようなヘアースタイルを見るにつけて何とかならないのあの頭は?と怒りまくる私でした。
 心までも冷え込んで来たこの連休でした。社会に向かう若い人たちに沢山の幸があればよいと願 わずにはいられません。まごまごしている内に月半ばとなりそうです。