2012年1月16日月曜日

浅草歌舞伎から


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5日はただの日曜日だったのに昔からの習慣でつい成人式イコール15日と思う癖が何年経っても抜けなくて困ります。
この日は今年初めての歌舞伎見物でまずは浅草歌舞伎からです。朝だったにもかかわらず浅草は大変な人出でした。まだお正月気分が少し残っているようです。
面白くも荒唐無稽な演目である南総里見八犬伝と廓文章の両演目を楽しみました。
前にも思ったのですが浅草公会堂は大分古びて来た気がします。足下がすーすーと冷えますしトイレも古いのでこれから先もう少し改善したらいいのにと今回も思いました。
お正月らしい若手の公演で理屈抜きに楽しませてくれます。曲亭馬琴も面白い芝居を書いたものです。

 お目当ての亀治郎も八犬伝ではまったく違った役柄の二役を演じて好演です.今回が襲名前の浅草での最後となる舞台だそうですから、六月の猿之助襲名も又楽しみです。
廓文章では人気の愛之助さんもじっくりと見せてもらいました。
かつての玉三郎と仁左衛門とのコンビの廓文章もはっきりと脳裏に焼き付いています。
色々な役者さんの舞台も思い出しながらお正月らしい演目に浸ることが出来ました。

帰路は浅草仲店をぶらぶらしながら人混みを縫いまだ明るい内に帰って来られました。
場内で買った人形焼きと熱いお茶をすすりながら、ゆっくりと1月半ばの夜を過ごしました。すでに今年は半月も経ちましたが早く暖かくならないかと今年は特に思いました。
また18日は演舞場で歌舞伎です。
 そして今朝は勘九郎の襲名公演の2月のチケットがどさっと届きました。
2月は梅の帯を締めようかなと考えてその頃には改築も終わり箪笥が自由に引き出せるだろうと予定していますから着物は何にしようかと何となく考えました。
春めいてお目出度い着物はと、あれこれ思いを巡らしました。
まだまだ朝夕の冷えは厳しくて辛いですが春の女神はどの辺りで足踏みをしているのでしょうか。来週には梅のつぼみがどうなっているか近くの梅の公園に出掛けてみましょう。