2011年2月14日月曜日

桃の節句を前に


 もう中旬となった二月ですがはや、三寒四温が始ったと思うのは早いでしょうか。
今が最も寒い時でゆるゆると春に向かうのなら例年通りですがそろそろ桜の木を見上げる頃になりました。
でもその前には桃の節句があります。まだまだ桃の花も花屋さんで見られません。

 毎年せっかちな私は早く桃の花が手に入れたくて何回も花屋さんに出向いては「まだですか。」と聞くのが恒です。そのうちにムロで育てられた桃が花屋さんに入ってくる事でしょう.そうなると本当に春が来たと思うのです。
 昨年の春に植木屋さんが手入れに入っていた時,小さな庭に紅白の咲き分ける枝垂れ桃が欲しいので探してと頼んだ事を植木屋さんは覚えていてくれるでしょうか。
気にかかっています。唯一今,手に入れたい植木です。

 昨年の暮れにはミモザの苗木を鉢で買ってきて大事に育てています。ミモザは3回目の挑戦です。どうもタイミング悪くて水を切らしたりして失敗していますから今年こそと密かに願っています。
うまく地植えにさえ出来れば大きく育ち可愛い黄色の花がたわわに花をつけてくれるのではと夢見ています。大きく育ったミモザを工房のシンボルフラワーにしたいのです。マザーツリーとも言うのでしょうか。何年かかるか分かりませんが大きいミモザが風に揺れているのを想像しただけでも嬉しくなります。

 山のアトリエの方はフラミンゴという木をシンボルツリーにしていますので、こちらも遅い春からきれいな新芽が吹いてくるのが楽しみです。今は葉の一枚も無く寒い山の中できっと耐えている事でしょう。
ひな祭りを眼前に桃の花が春を告げてすぐに桜が追いそれから一気に花々が咲き本格的に春満開というのが順当で,水仙や梅は春の前触れを告げる花たちに思えます。そして一旦厳しい冬に戻ってから一気に春になるのでしょう。
  寒い厳しい冬があるからこそ、春を迎える楽しみがあるのです。花も実も無い季節なので椎の木に餌箱を下げてリンゴを置いていたら鳥たちがやって来てつつき ます。鳥の為にと付けた餌台の側はガレージで糞を落とす為に車が汚れてしまうのです。この事はかなり被害がひどく家の者にひんしゅくを買っています。
 確 かにドアのあたりや窓が酷く汚れてしまうのはまずいので餌台の場所を変えなくてはと思います。花が咲くまでは小鳥も雀もカラスにも優しくするのは大変です。人と自然との共存,住み分けはこんな事もあるし、うまく折り合いをつけて行くのは難しいことです。人間は欲張りなものです。お雛さまたちも笑っている 事でしょう。