2012年7月2日月曜日

七夕に願いを寄せて


 水無月の終わりに水無月のお菓子を頂き、新しい月を迎えた7月1日は、工房で蜻蛉倶楽部(FACEBOOK)主催の「七夕の会〜お香にふれる〜」に参加し、それは楽しく充実した7月を迎える事が出来ました。

  時々、細く降る雨音を聞きながらお香に親しんだり、お煎茶を味わい美しいお菓子を愛でたりとゆっくりと過ごせた一日でした。
  設えには来年はもう少し工夫を加えたいと想ったり、7月の着物や帯のモチーフにはあれもある、これもあると新しいヒントが沸き上がって来たりもして来年への宿題も出来ました。
何でも新しい事に挑戦すると、また違ったアイデアが生まれてくるし、疑問も出て来るし、そうすればもっと何でも深く知りたいと調べ物もするから気持を停滞させるのが最もいけないとつくずく感じます。
  いくつになっても「何で?どうして?」と自分に問いかけて行く姿勢がポジティブな思考へと繋がるのは、これもまたアンチエイジングの方法のひとつなのだと勝手に解釈しています。
  一年の半分が丁度終わり月末には「水無月」のお菓子も頂いたから、きっとまたこれからの半年も元気に過ごせるに違いないと自分に暗示を掛けて7月が始まりました。
東京は今月がお盆です。この半年の忙しさで少しおろそかになっていたお寺さん行ききちんとしなくてはと、真夏に向かう前にこの辺で心を引き締めましょう。
  昨日、袖を通した私の明石の着物も、娘の小千谷縮も今日はしとりを取るため干していますが梅雨の晴れ間に時折吹く風を受けて揺らいでおります。着物の虫干し風景もまた日常の風物詩といえるでしょうか。