2012年5月14日月曜日

薔薇が咲いた


五月も後半に入ろうとしています。五月晴れが続き風も爽やかで気持ち良い日々です。玄関脇にあるミニバラが真っ赤な花をいくつも咲かせてくれています。

冬の間枯れたような細い枝でしたが春の終わり頃からはぐんぐんと葉が出て来て茂り、蕾をいくつも付け始めて先週から次々と咲いています。大輪ではないのですが真紅のバラは少女のように可愛い感じです。
ずっと昔、母の晩年にカーネーションの代わりに好きな赤い鉢植えのミニバラをプレゼントしたのですが母亡き後は地植えにしていたのがちゃんと根付き、未だに5月に花を見せてくれます。すでに10年以上も経っているのには驚きで、たいした手入れもしないのに強い物だと感心します。昨日は母の日だったせいで花屋さんには多くのカーネーションの鉢が並んでいましたので母を懐かしく想い出しました。

そろそろ夏の会の準備をはじめなくてはなりません.自分の箪笥の整理をすると思いの他単衣や夏物の着物が多いので収納に頭を悩ませます。単衣を着るのは年々に早くなっていきます。それだけ夏の気温が続く日が多くなっていることなのでしょう。なるべく前倒しに単衣や薄物は着て行っても良いのではと考えます。
洋服もクールビズとかで年毎に早めに着るようになっているようです。折からの節電が叫ばれている昨今ですから、余計に涼しさを求める気持が強くなるのは当然な事でしょう。

涼しげにそしてきりっとお洒落に見える着物創りに励まなくてはなりません。
描きたい素材やモチーフはまだまだあります。この夏にはまた色々な題材に出会えるようにあちらこちらと出掛けて行こうと思っています。夏の間に見たい花がいっぱいあります。

赤い薔薇に水やりをすると花の間に母の笑顔が浮かんで見えたのは気のせいでしょうか、赤い花が大好きな人でした。