2015年2月13日金曜日

白鳥に逢う



 偶然新聞で見つけた記事に白鳥が千羽以上も観られる水田が千葉にあり、今月の末には飛び立ってしまうという記事を見たのでそれっ見に行こうと、娘の家族を巻き込み急に出かけることにしました。
 たまたま、近々に孫が幼稚園の学芸会で『みにくいアヒルの子」を演じることを聞いていたのでまずは百聞は一見にしかずと、親ばか、ばばバカ、総勢5人で成田のホテルにお泊まりして翌朝早くに現地を訪れたのでした。

 最もそれが正当な理由ではありますが千羽もいる白鳥を観ることに大いに興味があったので、とても私一人では行けるはずもなく孫をダシにしてまさに一石二鳥と白鳥見学の旅は決行となり、おまけににイチゴ狩りまでしてきて短い旅でしたが充実した時が持てました。

 しかし白鳥、スワンという呼び名の方が素敵ですが、あの首のあたりのシルエットの優雅さは特別です。

 水田には薄く氷が張っていましたが寒くないのかと、最近やたらと厚い靴下をはく私は娘と白鳥に生まれなくて、良かったなんて俗っぽい話をしながらの見物でした。
 そして何故また北に向かうのだろうと、北帰行する鳥たちのことをアカデミックに語れずにいる勉強不足の件は、後日友人の鳥博士に聞くことにして、千羽もいる白鳥たちの絵になる景色と、時折、飛行訓練をしているのか4羽ほどの白鳥が我々の頭上を旋回してるのを眺めたり、いったいどれほどの距離を飛び続けるのか、途中休まないか等々考えれば不思議なことばかり、そして最後は渡り鳥に生まれなくてよかった。なんていう、つまらぬ結論につきるのでした。

 出水市のアネハ鶴、釧路のタンチョウ鶴みんな見てみたいものばかりです。アフリカのフラミンゴも見てみたいけれど動物園で我慢です。
 しかしコウモリは動物園で近くに見て結構満足して認識をあらたにしました。沢山の白鳥たちにリーダーはいるのでしょうか。一斉に飛びたつ時、出発だ、行くぞなんて言わなくても皆がわかるのでしょうか、想像を巡らせばわからない、不思議なことばかりでした。

 眺めている間中、耳には『白鳥の湖」の音楽が流れてあの有名なバレエシーンも目に浮かぶのでした。寒かったけれど、まず見られて満足の旅でした。動物も鳥も興味は尽きません。