2014年12月5日金曜日

着物を讃える「ロンジン・エレガンス賞」



 今週日曜日、JRAジャパンカップ(正式名称ジャパン・オータムインターナショナル ロンジン賞 第34回ジャパンカップ)が開催されました。
 ジャパンカップは10万人の来場者を迎える国際G1レースで、今年度よりロンジンが公式時計として初めてジャパンカップをサポートしました。
 それを祝って、ロンジンのエレガンスアンバサダーであるリン・チーリンさんを迎え、着物を讃える「ロンジン エレガンス賞」が開催されました。
 
 そのコンテストでジャーナリストの上原未來さんが着物のベストドレッサー賞である「ロンジン・エレガンス賞」を見事受賞しました。おめでとうございます!
 未來さんと共に、あらた工房の着物が国際的な賞を獲得出来た事に工房スタッフ一同、興奮いたしました。


(未來さんは英語はもちろん、フランス語、イタリア語が堪能な国際的ジャーナリストです。miki tvを中心にファッション、カルチャーの分野にてビデオジャーナリスト/ライターとして活躍されています。)

 早速、今週よりロンジンの公式サイトはじめ海外メディアでも色々紹介されており、嬉しく思いますが、この賞は着物、コーディネート、着付け、ヘアメイク、そして何より着手である未來さん、チームワークによる勝利なのでした!
 受賞出来る自信は持っていましたが、まさか本当に実現させてしまうとは。。。

 実は大会前よりこの賞を勝つ為にはどうしたら良いか入念な準備がされておりました。

 まず、格調が高く、品よく、そしてコンテストである以上、着物が華やかで目立つこと。しかも外国人の方に分かりやすくなくてはなりません。

これらの点を考慮して、エレガンスを演出するにはどうすれば良いか、未來さん本人、あらた工房、ヘアメイクの三者で、作戦会議が行われました。
 あらた工房は、着物、コーディネート、着付けを担当しました。


 まず『振り袖』は、 未婚女性が着用する最も格式の高い礼装です。
 朱色に、蝋纈や糸目の蝶、友禅や手刺繍で施された様々な蝶が飛び交う大振袖を選びました。いつも元気いっぱいな未來さんのキャラクターにこの着物がバッチリはまったと思います。

 この色気を着こなすのは、着手にも相応の力強さがないと着負けてしまいますが、そこはさすがジャーナリスト。
 肝がすわっていらっしゃいました。着物には不慣れとの話でしたが、当日は振る舞いから所作まで見事に着こなしておりました。
 

帯は綴れで緑と金の唐草文様を使用。色調は対抗色であるオレンジと緑を基調にしてまとめました。



  そして、今回、ヘアメイクを担当されたのは東京ボーテの古味絵理奈さんです。
 もう10年来、お付き合いさせて頂いてるヘアメイクさんで、和洋のスタイルから着付けまでも行えるという美のエキスパート。

  すっきりとしたアップスタイルでも、毛先を出すスタイルには髪が長すぎるので、毛先をしまい込みアシンメトリーにスッキリまとめつつ、華やかさを意識してボリュームのあるヘアスタイルに。
 メイクは濃すぎず、でもキリッとお上品に!朱色とグリーンを基調としていた着物だったため、リップはオレンジ、アイシャドウには薄くグリーンを使用。
 そして着物と同色の珊瑚色の髪飾りを使用。

 受賞直後の喜びを、未來さんはこのまま蝶になって飛んで行ってしまいたい!とおっしゃってました。着手が輝く瞬間を見られる事は作り手にとって最高の喜びです。

 ヨーロッパでは競馬がただ賭事のためだけではなく、大切な社交の場であることが伺えます。アスコット競馬場で帽子を着飾る貴婦人達のように、着物で賑わう社交場になってくれたら嬉しいです。


上原未來さんのサイト miki tv→http://miki.tv/
古味絵理奈さんのサイト 東京ボーテ→http://ameblo.jp/tokyo-beaute/
ロンジンの公式サイト→http://www.longines.jp/