2014年8月26日火曜日

ムカシアルバムを拝見する


ムカシアルバムで皆様にご紹介させて頂いてる昔の写真ですが、普段色々な方の協力があって成り立っております。

本日は、そんな協力者の方のお宅に伺い貴重なアルバムを拝見する機会に恵まれました。

アルバムの制作者はアマチュア写真家の方で既に他界してます。家族が引き継ぎ、大切に桐の箱で保管されておりました。
 

時折、全国から色々なアルバムをお借りしますが、今回のアルバムは、写真自体のクオリティの高さと、かつてないほどの良好な保存状態に驚きました。これは非常に稀なケースです。見ての通り装丁も素晴らしいです。
 この中からも少しづつ皆様に写真をご紹介していければと思っております。


工房のライフワーク「ムカシアルバム」についてですが、 かつての暮らしや、風俗の写真を全国から集めて、デジタルデータに残して保存する活動を15年ほど続けております。

 先の戦争により戦禍のなか貴重な昔の写真が焼失してしまった事もあり、なかなか多くは残されていないのが現状です。
アルバムの持ち主が亡くなると、処分に困った家族に捨てられてしまうケースも多いです。




保存活動には2つの目的があります。

●経年変化によって劣化する写真をデジタルデータに変換し永久に留めること。
●インターネットを通じ、誰にでも簡単に当時の着物姿の写真を資料として見られるようにすること。

当時、着物がどのように暮らしの中に溶け込んでいたのか見るだけでも興味深いものがあります。これからもムカシアルバムを楽しみにしていて下さい。