2014年8月18日月曜日

秋桜



 今年の夏はずいぶんと湿気の多い夏でした。お盆近くに台風が来たり低気圧がどっかりと日本列島を被い大雨を各地にもたらしました。

 休暇を八ヶ岳のアトリエで過ごしていた私も毎日のように降り続ける雨の中、散歩もままならず、静かに過ごす夏休みとなりました。
 お盆の頃はお花も野山には少なくて、まだ秋の木の実も見当たらず、霧に煙る落葉松林が墨絵のようでした。
 それでも時々、雨が止んだときには表に出ると、もう秋桜があちらこちらで咲き乱れて花の蜜を求めて蝶々が飛び交っています。

蜻蛉も時折やってきてやはり初秋らしい光景を見せています。


 今年の秋は早いかしらと思いますが、長雨のせいでトウモロコシも大豊作とも思えませんでした。ラズベリー狩りにも行きましたがこちらも長雨で実つきが思わしくなく、次の機会にと諦めた次第です。

 抜けるような夏の青空と太陽、そして三時過ぎには涼しい風が吹く高原の夏はまた9月前後には楽しめる事を期待して、晩夏と初秋を同時に楽しもうと出直そうと思っています。

8月には案外と着物を着る機会も多く例年の様に8月になると登場させるトウモロコシの帯が活躍しました。
 この帯を締めてお盆休みに先立ち、8月の納涼歌舞伎を始まるのを待つようにすぐに観ましたが、その日,東京は灼熱地獄の様な暑い日でしたが、2部、3部と続けて観劇しました。
 2部の「勢獅子」の舞踊は粋で格好良く江戸っ子らしくて大いに納涼気分を味わいました。三津五郎さんの復帰もやはり舞台が引き締まって素晴らしいものでした。
 劇場に入っていれば暑さも凌げるので夏は大いに観劇や音楽会に出かけるのも良い機会と思われます。
さて8月も後半ですから、お休み気分から早く脱却して初秋の作品の準備を今日から張り切ってする事に致しましょう。


 さて最後になりましたが、今年の秋は2014年11月8日より日本橋COREDO室町で開催される「きものサローネin日本橋」にあらた工房(11/8-11/10)も初出展します。
 年に一度開催される国内最大規模の着物イベントです。



  工房作品を実際にご覧になりたい方にご来場頂けたましたら幸いです。(入場無料)