豪雪地帯では雪下ろしのために何十人もの方が犠牲になっていると伝えます。
平成18年以来の積雪が北国の人たちを苦しめている映像を目にすると、私みたいに寒がりやの人間はとても北国には住めそうもありません。
映像を眺める度に雪と闘っている人たちに感心してしまうのです。
高齢者には死活問題で医者にも行けず家から一歩も出られずにいる姿には、雪のない東京の生活からは想像も出来ない苦労があるので、早くこの寒波が去って春の兆しが訪れることを祈りたい気持ちになります。
節分を過ぎれば例年並みの気温になるらしいのですが、まだまだ厳しい寒さが続くそうです。
そうした中にも夜明けは毎朝ほんの少しづつですが早くなって来るのが分かるようになりましたし、日没も遅くなってきたのはわかります。春夏秋冬がはっきりしているこの国だからこそ
様々な文化も生まれて来たのだと、季節の変わり目には特に実感するのです。
まず、梅の咲くのが待ち遠しいのですが青梅の吉野梅林は今、深刻だと聞いています。ウイルスに冒されて、何百本もの梅の木をこの春が終わると切り倒さなければいけない事態になっているそうです。どうしてそのようになったのか、詳しい事はわかりませんが、これ以上に伐採が続くと吉野梅林も景観が保てなくなると関係者や地元では困っていると聞きました。
人間だけではなくウイルスは植物にも伝染して行くことに驚きます。
昨日学校帰りの子供たちがお母さんに「学級閉鎖になったの」と言いながらの下校風景に遭いましたがインフルエンザも流行っているのは空気が乾燥しているせいなのか、私も気を付けなければと身を固くする思いで、通りすがりに半ばうれしそうな子供たちの声を聴いたのでした。
今年は特に寒さが厳しいせいか、暖冬といわれる言葉の反対にあたる寒冬という言い方さえ発生しているとのこと、聞き慣れない言葉ですが、暖冬という語彙があるなら確かに寒冬という言葉もあって良いと納得します。
暖かいスープや食事がやたらと食したくなる毎日です。実だくさんの豚汁でも沢山作ってみようかと、身も心もポカポカと暖めてこの寒冬といわれる季節を乗り越えて。もうしばらく風邪を引かないように気を張って過ごそうと自分に言い聞かせるのでした。